「配当金生活にあこがれるけれど、どの銘柄を買えば良いのか分からない。」
「不労所得で少し生活を楽にしたい。」
そんなことを夢見ながら投資を始めた人も少なくないのではないでしょうか。
僕は15年以上の投資経験があり、高配当銘柄にも投資してきました。
そして、年間300万円以上の配当金を得るまで、投資資金を増やすことができました。
そんな経験を基に、本記事では高配当銘柄を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
この記事を読んで、高配当銘柄の選び方を理解し、ぜひ楽しい配当金ライフを送ってみてはいかがでしょうか。
僕は株式投資が大好きで、高配当銘柄もいろいろ保有しています。最も配当金が多かった年は年間300万円以上でした。そんな僕が高配当銘柄選びの際に気を付けている点について解説します!
高配当銘柄投資の基本戦略
まず、高配当銘柄かどうかを判断する際に用いる「配当利回り」という指標について説明します。
配当利回りとは、「1株当たりの配当金」を「株価」で割った値のことです。
例えば、1株当たりの配当金が5円、株価が100円だった場合、5÷100=0.05なので、5%の配当利回りとなります。
これは、配当金と株価がそのまま変わらなければ、20年で投資資金を回収できるということになります。
配当利回りは4%以上を目安にする
一般的には、配当利回りが4%以上 であれば高配当銘柄と考えて良いでしょう。
ただし、配当利回りが高すぎる(例えば10%超えなど)場合、特殊な事情があるケースがほとんどですので、その配当が今後も持続可能なのかをしっかり調査する必要があります。
配当性向を確認する
今後も配当を持続して出し続けられるかどうか判断する指標として、「配当性向」があります。
配当性向とは、企業の利益のうちどれくらいを配当に回しているかを示す指標です。
例えば、ある企業の1年間の利益が100万円で、配当支払い総額が50万円であった場合、50万円÷100万円=0.5です。
すなわち、利益の50%を配当に回している、配当性向は50%ということになります。
配当性向が100%を超えている場合、利益以上の配当を出していることになり、長期的には持続が難しい可能性が高いため注意が必要です。
配当性向は業種によって異なるので、それぞれの業種で標準的な値を確認しておくことが重要です。
しかし、配当性向が50〜70%程度であれば、とりあえずは大丈夫だろうというようなざっくりとした感覚を持っておけば問題ないでしょう。
記念配当に惑わされない
企業によっては、創立100周年など、節目の年数で記念配当を出すことがあります。
そして、記念配当によって一時的に配当利回りが跳ね上がり、高配当銘柄に見えることがあります。
これは 継続性のない配当金なので、通常の配当と区別して考えましょう。
急に配当利回りが上昇した銘柄については、企業のHPや過去の配当金実績を見ながら、どういう経緯で配当が増えたか確認することが重要です!
増配率を確認する
高配当投資では 「増配率」という指標 も重要です。
すなわち、配当金が年間どの程度上昇していくかという指標です。
例えば、1年前の配当金が100円で、今年は配当金が110円であれば、増配率10%です。
この値が大きければ大きいほど、将来配当金が増える可能性が高いということです。
長期間にわたり配当金を増やし続けている企業の株を購入できれば、安心して保有し続けられ、配当金も増えていくことでしょう。
特に、「○○年連続増配」といった実績がある企業は、株主還元の意識が高く、増配記録も維持したい思いもあることから、配当が増え続けることが期待できます。
業界を分散してリスクを管理
1つの業界に偏った投資をすると、業界特有の下落を食らった時、あなたの資産も大きなダメージを受けます。
そこで、様々な業界の高配当銘柄に分散投資することもリスクを抑えるために必要な投資戦略です。
具体的には以下のような業界分散を意識してみてはいかがでしょうか。
- 通信:NTT、KDDIなど
- 金融:三菱UFJ、三井住友など
- 商社:三菱商事、伊藤忠商事など
なお、銘柄は一例ですので、投資するタイミングで必ず各会社の業績や配当実績などを確認するようにしましょう。
異なる業種の高配当銘柄を組み合わせることで、リスク分散しながら長期で安定した配当収入を目指しましょう!
高配当銘柄投資の注意点
高配当銘柄への投資は、配当利回りが高い銘柄ばかりに目がいき、リスクの高い投資を知らぬまま行ってしまうこともあります。
ここでは、高配当銘柄投資における注意点について詳しく解説してきます。
配当利回りが異常に高い銘柄には注意
配当利回りが10%を超えるような銘柄は、特別な理由がある場合が多いので注意が必要です。
例えば、業績悪化が原因で株価が急落した場合、配当利回りは急上昇します。
こういったケースでは、異常な高配当利回りとなり、配当利回りランキングなどで上位になります。
高配当銘柄への投資をしたい人は、こういったランキングの上位銘柄に投資しがちですが、なぜ配当利回りが高くなっているか、きちんと調べ、慎重な判断をしましょう!
業績悪化した企業の場合は、減配リスクが高いため、今まで通りの配当金が得られない可能性がありますよ!
その他、記念配当など一時的な配当についても、持続性がないので注意しましょう。
記念配当の権利確定日を過ぎると株価が急落することもありますので、投資には慎重な判断が必要です。
税金についても考慮する
配当金には 税金(国内銘柄の場合は約20%) がかかります。
税金の徴収を回避し、配当金分を全て再投資にまわしたい人は、配当金再投資型のインデックス投資の方が合理的な選択肢になります。
一方で、定期的に配当を受け取れることで投資モチベーションが維持されたり、精神的な安心感が得られたりすることもあります。
このような効果は、高配当銘柄への投資ならでは恩恵であることは確かです。
従って、配当金をもらうことで投資の意欲がアゲアゲになり、生きる活力が得られるとか、投資を継続できるといった人は、ぜひ高配当銘柄への投資をやってみましょう!
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まとめ:高配当銘柄への投資で不労所得を手に入れよう!
高配当銘柄への投資は、定期的な不労所得を得られるため、とても魅力的です。
一方で、銘柄選定を誤ると減配や株価下落のリスクもありますので、投資には慎重な判断が必要です。
今回の記事で解説した、高配当銘柄を選ぶうえでのポイントは以下の通りです。
- 配当利回り4%以上を目安にする。
- 配当性向が高い銘柄は、配当の持続性という観点で避ける方が良い。
- 業界を分散してリスクを軽減する。
これらのポイントを押さえながら、長期で安定した配当金が得られる素敵な配当金ライフを目指し、お金の悩みから解放されましょう!