トライアスロンとは、スイム(泳ぐ)、バイク(自転車こぐ)、ラン(走る)の3競技を一気に行う、イカれていて、イカしている種目です。
未経験者からすると、「聞いただけで大変そうな競技よくやるな~」とか、「ものすごくきついトレーニングをしないと完走できないだろうな~」とか思うかもしれません。
しかし、トライアスロンを完走すること自体は意外と簡単です。
今回は、「トライアスロンに少し興味はあるけど、トレーニングするのはちょっと気が引ける」「そもそも自分に完走なんてできるのかな~」と思っている方々に向けて、トライアスロンの完走がそこまで難しくないことをお伝えするために、記事を作成しました!
僕は学生時代にトライアスロンへの出場経験があり、もちろん完走しております。実はトライアスロンを完走すること自体はそこまでハードルが高くないと思っています。今回の記事でトライアスロンに興味のある方々に勇気を与えられたら嬉しいです。
目次
トライアスロンの完走はハードルが高い?
「トライアスロン」と聞くと、多くの人が以下のようなイメージを持つのではないでしょうか。
- 「めちゃくちゃ体力が必要そう」
- 「ロードバイクなんて持ってないし、買うお金もないし、出場できない!」
- 「泳ぐのが苦手だから完走できなさそうだな」
でも、実はトライアスロンの完走は多くの人が思うほどハードルが高くないんですよ!なぜなら、ほとんどの人は以下の3つがすでにできるからです。
- 泳げる(小学生で水泳の授業受けましたよね?)
- 自転車に乗れる(ママチャリで通学・通勤した経験ありますよね?)
- 歩ける(お散歩できますよね?)
ほとんどの人は、既にトライアスロンを完走する素質は備えています。すなわち、トライアスロンの初心者向け大会なら十分完走可能ということです!
この記事では、初心者がトライアスロンを完走するためのステップを詳しく解説します。
トライアスロンの距離と大会の種類
トライアスロンの大会にはいくつかの距離設定があり、初心者向けの短いものから、超長距離の過酷なレースまで様々です。
初心者向け(スプリント・ショートディスタンス)
スイム:300m~750m、バイク:10km~20km、ラン:2.5km~5km
- 初心者が挑戦しやすい距離!
- プールで泳ぐ大会もあり、海が苦手な人でも安心!
- ロードバイクがなくても、ママチャリやクロスバイクで参加OKの大会もある!
特に「トライアスロン初心者歓迎」と明記されている大会なら、スタッフのサポートも手厚いので安心です。
まずは、このレベルの大会にエントリーして、トライアスロンの雰囲気を味わってみるのがオススメです!
時間がある方は、まずは市民プールなどで泳ぐ練習を中心にするといいと思います。なぜなら、水中で溺れてリタイアの可能性があるからです。
バイク、ランについては、陸上のため、大きなアクシデントがなければ、基本的にはリタイアする可能性は低いです。
標準レベル(オリンピック・ディスタンス)
スイム:1.5km、バイク:40km、ラン:10km
- 世界標準の距離で、多くの大会がこの形式!
- オープンウォーター(湖・海・川)で泳ぐことが多い
- ロードバイクやトライスーツなど、ある程度の装備が必要になる
ここまでくると、本格的なトライアスリートの仲間入り!
初心者は、まず短い距離の大会を経験してから、このオリンピック・ディスタンスに挑戦するのがベストです。この距離で完走できるとかなり達成感がありますよ!
超長距離(アイアンマン・ストロングマン)
スイム:3.8km、バイク:180km、ラン:42.195km(フルマラソン)
- 世界的に有名なアイアンマンレース!
- 完走するには数ヶ月〜1年以上のトレーニングが必要
- オリンピック・ディスタンスを複数回完走してから挑戦しよう!
いきなりこのレベルの大会に出るのは現実的ではないので、まずは初心者向けの短いレース → オリンピック・ディスタンス → 超長距離とステップアップしていきましょう。
トライアスロン完走に必要な装備
トライアスロンには必要なアイテムがいくつかありますが、初心者はまず最低限の装備を揃えればOKです。
スイム
最低限必要なもの
- 水着
- ゴーグル
- スイムキャップ
あれば便利なもの
- ウェットスーツ(オープンウォーターの場合、必須の大会もあり)
バイク
最低限必要なもの
- 自転車(ママチャリOKやレンタルバイクがある大会もあり)
- ヘルメット(安全重視の昨今では必須の場合が多い)
あれば便利なもの
- ロードバイク
- トライスーツ
- サイクルコンピュータ
- サングラス
初心者向けの大会であれば、高価なロードバイクがなくても参加可能ですよ!
トライスーツはバイク乗車中のお尻の痛みを軽減するために、お尻にすこしクッションがあるものです。ウェットスーツの下にきて、濡れても大丈夫な代物。
初心者向け大会でママチャリで走るのであれば、お尻の痛みも少ないと思いますので、なくても大丈夫だと思います。
ラン
最低限必要なもの
- 靴(可能であれば、ランニングシューズ)
あれば便利なもの
- ランニングキャップ
- サングラス
初心者が完走するための3つのコツ
スイムが不安なら、プールで泳ぐ大会を選ぶ!
トライアスロンのスイムパートは、湖や海などの「オープンウォーター」が一般的ですが、初心者向けの大会では屋内プールなどを使うものもあります。
屋内プールは、オープンウォーターと比較し、以下の点で泳ぎやすく初心者にも安心です。
- 波や潮の流れがない。
- 透明度が高く、視界不良になりにくい。
- 万が一、泳ぐのがきつくなってもプールの壁につかまれる。
オープンウォーターを初めて経験した人の多くは、泳ぐのが怖いと感じます。特にスイムに苦手意識がある方は、なおさらです。
「オープンウォーターは怖い!」と感じているならば、まずは屋内プールなどで実施される大会を探してみましょう!
バイクはママチャリでもOKな大会を選ぶ!
多くの大会ではロードバイクが推奨されていますが、初心者向けの大会ならママチャリでもOKな場合があります!
ママチャリOKの大会では、以下の点がメリットです。
- いきなり高価なロードバイクを買わなくていい。→1回出てみて、辞めても良い。
- 無理なスピードが出ないため、安全に走れる。
まずは手持ちの自転車で参加して、トライアスロンの楽しさを体験してみましょう!
楽しいと感じてからいろいろ高価な道具をそろえるので十分だと思います。
ランは、無理せず歩いてもOK!
トライアスロンの最後の関門である、ランパートでは、2種目終えているので、体力的にも余裕がないと思います。
そんな人は、無理に走る必要はありません。ただし、制限時間内にはゴールできるように意識しましょう。
歩いてもOKだと思うことで、以下のメリットがあります。
- 歩いてもOKという気持ちで、スイム、バイクパートで体力を出し切れる。
- 歩くこと前提なので、少し走れると貯金した気分になり、精神的に楽になる。
大会によっては「歩いている人のほうが多い」こともあります。焦らずマイペースで進めば、きっと完走できますよ!
トライアスロンをもっと楽しむ!
旅行を兼ねて大会に参加するのも良い思い出!
トライアスロン大会は全国各地で開催されています。旅行も兼ねて参加し、大切な人との思い出を作るのもおすすめです。
沖縄、北海道、離島など美しい景色の中でレースが楽しめる大会を探してみるのも楽しいと思います。家族や友人と一緒に参加したり、応援してもらったりするのも良い思い出になるでしょう。
せっかくなら、旅行気分で遠出してみて、思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:まずは短い大会に挑戦してみよう!
- 初心者向けの短い大会なら、泳げて自転車に乗れる人なら完走可能。
- 最初は屋内プールでのスイム、ママチャリでのバイクで出場できる大会を選ぶと安心。
- 最後のランパートは歩いてもOKという気持ちで精神的な余裕を持とう。
「トライアスロンは難しそう」と思っていた人も、実は意外と簡単に挑戦できるということが少し理解できたのではないでしょうか。まずは、短い距離の大会にエントリーして、実際に体験し、非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。
あなたもトライアスロンを完走して、新しい世界に飛び込んでみましょう!